2025年10月9日
たかまつ讃岐てらす財団が年に一度、みなさまへの事業報告会として開催している、通称「ファンミーティング」。
私たちの活動趣旨に賛同していただいたみなさまを「アイドルやアーティストのファン」ならぬ香川推しのファンに見立てて、ファンどうしの交流の場として私たちが大事にしている一大イベントです。
10月5日(日)、仏生山駅近くの高松市仏生山交流センターふらっと仏生山にて、財団設立以来2回目のファンミーティングを開催しました。
まずは席に座ったお隣同士で自己紹介。
さっそくトークが盛り上がり、空気が和らいだところで、理事の澤田から2024年度に実施した「子ども若者の体験や学びの機会を支える助成【学校対象】」「プロジェクト指定基金」の2つの助成プログラムについてご報告しました。
「2024年度子ども若者の体験や学びの機会を支える助成【学校対象】」では6校の活動に対して、計54万円以上の助成を実施しました。
学校ごとに特色のある活動内容となっており、現場の先生からも、
>地域の良さや、地域に支えられていることに、子どもたちが気付くことができた
>家庭が金銭的に厳しい子や学校のシステムに合わない子にも、体験を届けることができた
>学校の中だけで教育を完結させるのではなく、地域の人みんなで子どもたちを育てていく時代が来たと感じた
といったポジティブな意見があったことを紹介させていただきました。
実施報告書はこちら
また、地域版寄付型クラウドファンディングともいえる「プロジェクト指定基金」では6団体を採択し、計480万円以上の助成を実施しました。
こちらも地域のさまざまな分野で活動する団体にご申請いただき、活動を広げる一助となれたようです。
続いては、てらす財団の助成先を代表して、お二人に事例発表をしていただきました。
まず一人目は、「子ども若者の体験や学びの機会を支える助成【学校対象】」に採択された、新番丁小学校の山地校長先生。
助成金を活用してビオトープを整備するなかで、地域の人たちの協力を得られたり、子どもたちが植物の成長や季節の移り変わりに気づけたり、子どもたちと地域の大人がつながるなどさまざまな化学変化が生まれたと、笑顔でお話しいただきました。
二人目は「プロジェクト指定基金」に採択された、福祉works MANMARE代表の丸畑さん。
福祉分野を超えた繫がりとアイデアを生み出したい、“異分野×福祉”のコラボで新たな価値を創造できたら、と助成プログラムに応募したそうです。
現在、集まったご寄付をもとに「○○×ふくし×まちづくりアワード」を開催中とのこと。
そして、山地校長と丸畑さん、代表大美の3人でクロストークを行いました。
>助成金に申請する際、「地域が求めているものや学校として目指すものと、申請プロジェクトが一致しているか」という視点で検討したことで、より満足度の高いプロジェクトとなった
>学校は公費で支えられているからこそ「なくてもいいもの」に費用を割くのは難しいが、助成プログラムに採択されたことで学校に「余白」を生み出すことができた
>寄付募集スタート後になかなか寄付総額が伸びない中で、やりたいことをしっかり発信していくことが大事だと気付いたし、お預かりした支援をどう活かすかを考えるよい機会になった
など、当事者ならではの興味深いコメントをいくつもいただきました。
休憩を挟み、後半は代表大美から2024年度の事業報告をさせていただきました。
●今年度は新たな助成の仕組みとして、2つの冠基金「ONDO次世代リーダー応援ファンド」「みやこ基金」を設置できたこと
●設立時から構想していた災害支援の調査プロジェクトをスタートし、災害時にどんな支援が必要なのか、てらす財団は何をすべきなのかを検討していること
●財団設立以降初めての寄付募集でお預かりした138万円のご寄付をもとに、子ども若者の選択肢を増やすための助成プログラムを公募予定であること
●ほぼ月に1回のペースで「TellusDAY(てらすでい)」を開催し、多くの市民・寄付者の方とコミュニケーションできたこと
●設立からの2年間で、個人1,031人、法人・団体97件の方にご寄付いただき、支援の輪が広がっていること
●2025年度に新たにプロジェクト指定基金の募集を開始したこと。今後は、災害支援をテーマに地域円卓会議を開催予定であること
など、着実に事業を広げていることをご報告いたしました。
他にも、会場に設置されたおみくじ付き募金箱では多くの方がおみくじを引いてくださり、その結果に歓声を上げていらっしゃいました。
てらす財団の手がける事業は、必ずしも即効性があるわけではないけれど、中長期的に地域を変えていく力がある。そう私たちは考えています。
これからの10年20年で、私たちの住むまちがどんなふうに変化していくのか。
それを寄付者のみなさまといっしょに見届けていきたいと心から願っています。
これからもどうぞ末長く、継続的なご支援をお願いいたします!
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